ウィーンを中心に近隣に行くにはFlixBusがらくちん

ウィーンは中央ヨーロッパの中でもほぼ中心に位置し、色んな都市に移動しやすいというのも大きな魅力の一つでしょう。

この記事では、ウィーンから近隣の都市におでかけする際に使える手段の一つとして、FlixBusを紹介したいと思います。FlixBusの予約方法や乗り方、具体的にかかる費用や時間など説明していきたいと思います。特に安さ重視で移動したい人にとって有力な移動手段になるでしょう。

ウィーンに滞在している人だけでなく、ヨーロッパ周遊旅行を考えてる人にとっても有力な選択肢になると思いますので、ぜひ旅行プランを考えるときの参考にしてみてください。

FlixBusとは

『FlixBus』とは、ドイツ・ミュンヘンに本社を置く「Flixmobility」という会社が展開するバス事業です。

ヨーロッパ全域(特にドイツ・ベルギー・イタリア・オーストリア・チェコあたり)に展開しており、加えて北米でも一部利用できます。

緑色のバスが特徴的で、僕の印象としてはとても綺麗で便利な長距離バスだなという感じです。

予約方法

上記Websiteから簡単に予約できます。

(↓)トップページで、出発地、到着地、日付、人数を入力して検索します。

(↓)検索結果が表示されますので、自分の都合に合ったものを選びましょう。結構同じルートでも日付や時間帯によって料金が変わります。下図の矢印で表示された箇所をクリックすると、バスの仕様の詳細やルートが表示されます。

(↓)このバスはWi-Fiが使えて、電源コンセントもあるバスのようですね。矢印が付いている地図マークをクリックすると、出発地点や到着地点の詳細地図が表示されます。

(↓)Vienna Erdbergバスターミナルの場所が表示されています。

(↓)よければ「Continue」で確認・決済画面に進みます。あとは必要な情報を入力して「Pay now」をクリックするだけです。

バスによっては座席の事前指定ができます。(下図の矢印部分)

乗り方

実際に利用する前にアプリをインストールしておくことをオススメします。アプリ上で予約の確認・変更や座席指定、乗車場所の確認ができるので便利です。

(↓)アプリを開くと(左)のような画面になります。ここで検索して新たに予約することもできます。

(↓)もしすでにWebで予約をしているのであれば「Tickets」をタップします。すると(中央)の画面になりますので、右上の「Find booking」をタップします。(右)の画面で予約番号とEmailを入力すると、アプリに予約内容が紐づきます。

(↓)アプリ上で予約済みのチケットを開くと(左下)の画面が表示されます。ここにはデカデカとQRコードが写ってます。乗車の際には、これを運転士さんに見せましょう。機械で読み込んでくれます。あとは預け荷物を自分でトランクルームに運び入れて、自分の席に乗り込むだけです。

(↓)また、この画面では「General Info」と「Manage My Booking」というタブがあります。その名の通り、予約内容(予約番号や乗車する人の氏名など)が確認できたり、予約便の変更(時間の変更)や座席変更、および領収書の発行ができます。

FlixBusに関するありそうな疑問

Q1. 座席指定はできる?

すべてのバスではありませんが、予約時に座席指定できます。

座席指定できない便に関しては、利用の数日前に割り振られた座席の連絡が来ます。そこでもし変更したいようなら、追加費用を支払って座席変更することもできます。(もちろんどこでも好きに選べる訳ではありません)

Q2. トイレはある?トイレ休憩は?

座席指定の画面を見ても分かりますが、一応トイレはついています。僕は利用したことありませんが、せまそうです。

あと、ルートによるとは思いますが途中で10分程度のトイレ休憩があることもあります。ただし、こういう場所のトイレには50セントが必要だったりするので、心配な人は小銭を持っておくと安心です。

Q3. 越境時にパスポートいる ?

毎回ではありませんが必要なことがあります。国をまたぐバスに乗る場合は必ずパスポートを持っておきましょう。トランクルームではなく手荷物としてちゃんと座席まで忘れず持ってくるようにしてください。

どのくらいの費用と時間がかかる?具体例で説明します

ではどれくらい費用と時間がかかるのか、具体例を使って見てみましょう。ここではÖBB(オーストリアの国有国鉄企業)で電車のチケットを手配した場合と比べてみます。

ウィーンを出発地点として、各都市までの片道チケットを購入した場合の料金です。一応条件を揃えるために、12月1日の便で検索しています。

行き先FlixBusÖBB
ブラチスラバ
(スロバキア)
7〜10ユーロ
1時間10分程度
13〜17ユーロ
1時間程度
ブダペスト
(ハンガリー)
13〜15ユーロ
3時間程度
20ユーロ
2時間40分程度
プラハ
(チェコ)
15ユーロ程度
4時間半程度
30ユーロ程度
4時間程度
ミュンヘン
(ドイツ)
20〜30ユーロ
5時間半程度
60〜100ユーロ
4時間程度
ウィーンからの片道料金と所要時間比較

いかがでしょうか。

やはりバスの方が確実に安いですね。ただし、距離が遠くなってくると所要時間にそれなりな差が出てきます。多少時間がかかってもいいから安くすませたいという人にとってはFlixBusはすごく魅力的なんじゃないでしょうか。

これ以上遠い場所になると、電車あるいは飛行機にせざるを得ないでしょう。

まとめ

FlixBusの紹介をしてきましたが、いかがでしょうか。

ただでさえお金がかかる旅行ですから、移動費は抑えれるに越したことはありません。移動費を抑えて、旅行先でパーっとお金を使いたい人にとって、FlixBusはよい選択肢になるはずです。

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