チェコは実は知る人ぞ知るビール大国であり、絶品肉料理も盛りだくさん!
この記事では、チェコの首都プラハで食べられる絶品チェコ料理と、オススメレストランについて紹介したいと思います。
チェコ旅行を検討している方はぜひ参考にしてください!
柔らかく煮込んだ牛肉に、にんじん・セロリ・パセリなどの根菜と生クリームで作ったとろ〜り濃厚なソースをたっぷりかけた、チェコ家庭の味の王様的存在。
ソースはほんのり甘く、どこか懐かしいコクがあり、一口食べると優しさに包まれるよう。
付け合わせはふわっふわのクネドリーキ(蒸しパン)。ソースをぬぐいながら食べると、やみつき確定。甘酸っぱいクランベリーとレモンのトッピングも絶妙なアクセントで、最後まで飽きずに楽しめるます!

パプリカ、玉ねぎ、クミンなどのスパイスでじっくり煮込んだ牛肉のシチュー。
肉はスプーンでほぐれるほど柔らかく、旨みがギュッと凝縮された濃厚なソースと見事に一体化。
そもそもはハンガリー発祥らしいけど、チェコやオーストリアでも代表的な料理と言えるでしょう。チェコではクネドリーキや黒パンと一緒に食べるのが定番で、ソースを最後まできれいにすくい取りたくなるおいしさ!
寒い日には体の芯から温まるし、もちろんビールとの相性も文句なしです!

チェコ版とんかつ的存在。美味くないはずがありません!
ドイツやオーストリアではシュニッツェルと呼ばれますが、チェコでも同様な料理があります。
叩いて薄く伸ばした豚肉や鶏肉にパン粉をつけてカリッと揚げたシンプルな料理なんだけど、そのサクサク感とジューシーさのバランスが絶妙!
衣にはチェコのパンを砕いたパン粉が使われることもあって、香ばしさが段違い。付け合わせはじゃがいもやポテトサラダ、そしてレモンをキュッと絞って味変も◎。おふくろの味からビアホールの人気メニューまで、チェコ人の胃袋をわしづかみにしてる定番料理です。

新鮮な牛ひき肉を生のまま使用し、卵黄、玉ねぎ、ピクルス、ガーリック、マスタード、スパイスなどを混ぜて自分好みに仕上げる、まさに“調合を楽しむ前菜”。日本でも昔はユッケがありましたけど、最近は食べられませんからね・・日本人にとっては貴重です!
「タルタル」や「ビーフタルタル」「タルタルステーキ」と呼んだりもします。
焼きたてのトーストにニンニクをこすりつけて、タルタルをたっぷり塗って食べます!
口当たりはなめらかでコク深く、にんにくとピクルスのキレが後を引く。赤ワインやチェコビールとも好相性。最初はちょっと勇気がいるけど、一度ハマると「これがあるならまたチェコ行くわ」となる逸品!
近隣国でも食べられますが、このプラハで食べたタルタルが圧倒的に美味かった!子供達も大ハマりで、これを食べるためにもう1回プラハに行きたい!とのこと。

ドーンと骨付きの豚膝肉を、皮がパリッパリになるまでじっくりロースト。「ポークナックル」って言ったりもします。
外はこんがり香ばしく、中はトロトロに柔らかい、まさに肉のごちそう。
見た目のインパクトも強烈で、運ばれてきた瞬間テンション爆上がり!ザワークラウトやマスタードと一緒に食べれば、脂っこさも軽やかに中和されて、想像以上にぺろっといけちゃいます。
がっつり系だけど繊細さもある、ビールが止まらなくなる危険な一皿!

チェコの祝祭料理としても定番のローストダック。
パリッと香ばしく焼き上げられた皮の下には、驚くほどジューシーで旨みたっぷりの鴨肉。濃厚なグレイビーソースとの相性も最高で、思わず笑みがこぼれるおいしさ。
付け合わせには赤キャベツのザワークラウト(červené zelí)と、チェコ名物のクネドリーキが王道。脂のうまみをしっかり受け止めてくれる組み合わせが、本当に絶妙なんです…!
日曜のごちそうにも、ビールのおともにもぴったり。

これ別にチェコ伝統のお菓子でも何でもないらしいのですが、街中のいたる所にお店があります。
まあ美味しいからいいじゃないか、これから伝統になっていくのかもしれませんし。
砂糖をまぶした甘い生地を棒に巻きつけ、炭火でじっくりクルクル回しながら焼くスイーツ。外はカリッと香ばしく、内側はふんわりモチモチ。
仕上げにシナモンシュガーをまぶすのが定番だけど、中にソフトクリーム、ホイップクリーム、チョコレート、フルーツなどを詰めるアレンジも大人気。
焼いてるときの香りに抗える人はいない…!観光地では常に行列ができてて、ひとくち食べるとホンワリ優しい甘さに魅了されるはずです。

僕が実際に行って満足したレストランを4つ紹介します。
よければ旅の計画の参考にされてください。
ヤギのマークがお馴染みの、チェコで人気のビールブランド「Kozel(コゼル)」直営のレストランです。
Kozelのダークビールは、いわゆる黒ビールなんですが、ビール大国チェコでも最高の黒ビールと言われることもあるほどです。
そんなKozelを楽しむならやはり直営店ということで、プラハにいくつかあるKozlovnaの中の一つを紹介します。
お店は観光の中心になる旧市街広場から徒歩10分程度で、アクセスしやすい場所にあります。
お店の外観です↓

お店に入るとまず目に入るのはビールタンクとバーカウンター。タンクでビールを出すのは新鮮なビールを提供する人気のあるお店の証拠なんだとか。


お店の雰囲気もいい感じです↓
人気店なのでまあまあ混んでいます。

お目当てのKozelビール。黒ビールは嫌な苦味なく、香ばしく程よい甘味を感じるような絶品です。
黒ビール以外にも通常のピルスナータイプやとピルスナーとダークのハーフ&ハーフも飲むことができます。ハーフビールは上下に明るい黄金色とダークが分かれていて、見た目も綺麗だし2つの味を楽しめます。

料理の写真がないですが、上述したオススメ料理の中の「タタラーク」と「ポークナックル」についてはこのお店のものです。ここの「タタラーク」もすごく美味しかったので、料理に関してもオススメできます!
HPを見てもオンライン予約のシステムはないですが、メールでの予約が可能です。
下のような感じのメールを送れば(→ info@cetrad.cz)すぐに返答が来ますので、予約の際の参考にしてみてください。
Dear Kozlovna U Paukerta,
Hello, I am ***.
I am now planning to go to Prague and visit your restaurant (Kozlovna U Paukerta).I know your restaurant is very popular, it would be great if I could make a reservation as follows;
Date: July 1st, 2030
Time: evening time (around 18:00)
Number of people: 4 (two adults and two kids)I appreciate your kind support.
Kind regards,
***
ストラホフ修道院はプラハ城から西へ徒歩10分ほどの場所に位置します。
ストラホフ修道院といえば『ストラホフ修道院図書館』がその豪華な内装で有名ですが、もう一つ観光客を惹きつけるのは修道院内にある『醸造所』です。
「なぜ修道院でビール??」と思われるかもしれませんが、これは全然珍しいことじゃなくて、ヨーロッパの各地でこういう歴史をもった修道院が存在します。
昔は清潔な水が手に入りにくくビールの方がまだ安全だということと、断食中でも飲めるビールは『液体のパン』とも呼ばれるほど栄養価が高いということで色々な修道院でビールが造られていたとのことです。
ストラホフ修道院は600年の歴史がある修道院で、この醸造所ではビールとともに料理も食べられます。
修道院内の教会はこんな感じで、重厚な雰囲気があります。こちらは無料で入れますが、図書館を見学する場合は有料です。

醸造所の入り口です↓
レストランはいくつか入り口があり、外観から想像するよりもめちゃくちゃ広いので、たくさん人がいるように見えても空いている席があるかもしれません。スタッフの人に聞いてみましょう。



雰囲気のあるバーカウンターとタンクが迎えてくれます。


修道院で飲む絶品ビール。。特別な趣きを感じながら味わう至極の一杯です。

こちらもKozlovnaと同じくHPを見てもオンライン予約のシステムはないです。メールでの予約が可能です。
メール文面の参考は上のKozlovnaのところを参照してください。
チェコには『ピルスナーウルケル』という代表的な銘柄のビールがありますが、これはピルスナースタイルのビールの元祖と言われている非常に歴史のあるビールです。
1842年にプルゼニ(ピルゼンPilsen)という街で誕生し、その後のビールスタイルに大きな影響を与えました。
そして、1843年にプラハで初めてこのウルケルを提供したのが、ここで紹介するレストラン『Restaurace U Pinkasů』です。
てことでこのレストランではぜひ『ピルスナーウルケル』を飲んでみてほしいと思います。
お店の外観はこんな感じです↓

落ち着きがあり、味わい深い店内です↓

飲みかけで申し訳ないですが、このお店ではピルスナーウルケルは外せません!

このお店ではHPからオンライン予約ができます!
最後に紹介したいのがこの『Kantýna』です。
これまでビールを中心にレストランを紹介してきましたが、ここは絶品のお肉料理が食べられることで超オススメしたいお店です。
上述のオススメチェコ料理でも紹介したビーフタルタルですが、このお店のは絶品です。さらにそれに加えて、超やみつきになる「お肉のカルパッチョ」があるのです。
場所は中央駅から徒歩5分程度の位置にあります。
店内はこんな感じ↓シンプルなテーブルと椅子が並びます。

このお店では、料理は自分でキッチンにオーダーしにいく必要があります。
下の画像はオーダーする場所で、お店の中央にあります。このスペースのさらに奥が、上の写真のイートインスペースになります。

キッチンにはこんな感じでお肉系の料理が並んでいます。ここで注文して、ここで料理を受け取り自分のテーブルまで運びます。

下の写真が僕が超オススメする「お肉のカルパッチョ」です!めちゃくちゃ美味しそう!!
奥に見えているのがビーフタルタルで、こちらも同じく美味です。

このお店に関しては確か予約とかそういうのないので、ピークタイムから少しずらすか、オープン直後を狙っていくのがオススメです。
いかがでしょうか?
今自分で見ても美味しそうな料理とビールを思い出して、またプラハに行きたくなってきます。
これを参考にぜひプラハ旅行を楽しんでください!