スペインの観光名所・サンセバスチャン、バスク語ではドノスティアですが、日本人にとってはあまりメジャーな旅行先ではないですよね。
ですが世界一の美食の街として、いつも多くの観光客で賑わっています。
最近ではサッカー日本代表・久保くんが所属するレアル・ソシエダがあることで、サッカーファンにとっては有力な旅行の選択肢になっているかもしれませんね。
そんなサンセバスチャンですが、日本人にとってメジャーじゃないだけに、市内でのバス移動方法の情報が少ない!

他の都市と違ってなかなか分かりやすい情報に辿り着けない!
この記事では、『近々サンセバスチャンに行きたいけど、市内の移動方法について知りたいな』という人に向けて、現地の移動方法・特にバス利用について分かりやすくお伝えしたいと思います。
いきなりバスの乗り方でも何でもないですが、サンセバスチャンの主要観光スポットに行くだけならおおよそ徒歩でも歩き回れます。
サンセバスチャンの魅力といえば、美食の街の看板・旧市街に立ち並ぶバル群と太陽と海と空の青が美しいラコンチャビーチでしょう。
この辺りを目的にしていて、かつ滞在するホテルも近ければ、ほぼバスを使う機会はないと思います。
サッカー観戦が目的でレアル・アレーナに行く予定ならバスを使う必要があるでしょう。(歩いていけないことはないけど、徒歩40〜45分ほどかかります)
さて、ではまず簡単にバスの乗り方についてです。
サンセバスチャンの路線バスはDbusという青色のバスです。カエルのマークが特徴的です。

Google Mapとかで目的地までのルートを確認します。そこで利用する路線番号を確認しておきましょう。
大きめのバス停には電光掲示板で、直近で来るバスの路線番号と待ち時間が表示されているので、確認しましょう。
大きなバス停では路線ごとにバス停がいくつかに分かれていたりするので、自分が乗りたいバスがちゃんと止まるのかどうか確認しておくと良いでしょう。

バスには前方のドアから乗り込みます。
運転席横で支払いをするなり、チケットを有効化するなりして乗り込みましょう。(この辺は下記で詳しく触れます)
アナウンスがなかったり、あってもよく分かんなかったりするでしょうから、Google Mapなどを見て降りる予定のバス停が近づくのを確認しておきましょう。
主要なところではだいたい止まると思いますが、一応日本と同じく「次降りますボタン」もありますので、必要に応じて使いましょう。
降ります!
乗る時とちがって後方のドアから勝手に降りてOKです。
バスチケットの購入方法はいくつかあります。結構複雑で分かりにくいのですが、僕が調べたり実際に使った範囲で分かることを下記表に整理しておきます。
公式サイトを見てもイマイチ分かりにくいので、微妙に間違っていることがあるかもしれません。ご了承ください。
現金 | 非接触カード スマホ | QRチケット | サンセバスチャンカード | バスクカード | |
---|---|---|---|---|---|
使いやすさ | 小銭の準備 めんどい | 使いやすい 簡単! | アプリ必要 24・48時間券あり | 買ってしまえば簡単 | 買ってしまえば簡単 |
コスト | 割引なし | 割引なし | 割引なし | 乗る回数次第 | 乗る回数次第 |
買える場所 | 運転手から | 乗った時にピッ | アプリ上 | オンライン・案内所 | 案内所 |
これ以降では、それぞれの方法について詳しく紹介します!
事前に何も準備していなくても、バスに乗り込んだときに支払いをすることもできます。
現金でも非接触決済でも1回1.85ユーロ、夜間は2.5ユーロになります。乗り換えるとその都度料金がかかります(多分)。
現金の場合、運転手さんから直接買うこともできます。小銭の準備やお釣りの確認など諸々めんどくさいのであまりオススメはしません。
運転手さんとコミュニケーションを取るのも結構ハードル高いですよね。英語喋ってくれないかもしれないし・・
てことで、乗車時に支払いをする場合に圧倒的にオススメしたいのは非接触決済に対応したカードおよびスマホでピッと支払いをやってしまうことです。この場合は下の写真ようなリーダーにかざすだけなので楽ちんです!

初めて乗る場合は、自分のカードがちゃんと非接触で機能するか、複数人利用本当にいけるか、不安なこともあるかと思いますので、最悪の場合を想定して小銭も用意しておくと安心かと思います。それか下記のQRチケットで事前にチケットを購入しておくのもいいかもしれません。
これは通常のチケットを事前にアプリ上で購入できるってやつです。アプリをインストールするのが若干手間ではありますが、事前にチケットを購入した状態でバスに乗れるので安心感がありますね。
チケットの種類は4種類です。昼間の30分チケット=1.85ユーロ、夜間の30分チケット=2.5ユーロ、24時間チケット=6ユーロ、48時間チケット=10ユーロです。2日間で6回以上乗るなら48時間チケットはお得になりますね。
その場購入のチケットとの違いは、QRチケットは1回券ではなく30分券なので、時間以内なら1つのチケットで乗り換えが可能です。
30分チケットを人数分買って、複数人で使うこともできます。購入した分だけQRコードが生成されるので、それで人数分だけ1つずつドライバー横のリーダーで有効化することになります。
購入方法についてですが、アプリをインストールして下図のように進めていけばチケットを購入できます。そんなに難しくはないと思います。

これはいわゆる回数券的なもので、一部観光施設の割引も付いてるのでお得です。
サンセバスチャンカードは2種類ありまして、6回分=9ユーロ、12回分=16ユーロです。それぞれ1回あたりの料金に直すと、1.5ユーロと1.33ユーロですので、ちゃんと決まった回数全部使い切るならまあまあお得ですね。
ちなみに昼間の利用は1回扱いですが、夜間にバスに乗ると2回分カウントされます。
複数人利用もできるので、乗り込む時に人数分ピッとすればOKみたいです!
さて、サンセバスチャンカードの買い方ですが、案内所やいくつかのホテル(公式サイトにリスト有り)でも取り扱いがあるみたいです。が、リストにあるホテルに聞いても売ってなかったという情報もあり、案内所が確実のようです。
また、下記リンクから公式サイトにいけばオンラインでも購入できます。
行く直前にオンラインで購入して、送られてくる確認メールの指示に従って、当日はスマホで持ち歩けばよいです!
いかがでしょうか?
観光プラン次第ではバスを使う頻度はそんなに高くないかもしれませんが、バスが使えると取れる選択肢に幅が出てきますので、ぜひうまくバスを使ってサンセバスチャンを堪能しましょう!